BtoB向けにプロモーション動画を作る意味ってある?動画の活用例とは
企業から企業へビジネスを行うBtoBにおいて、プロモーション動画を作る意味はあるのでしょうか?企業担当者の多くはビジネス面で悩みを抱えた際、インターネット上で情報収集を行うため、動画作成には充分意味があるといえます。今回はBtoB向けに動画を作りメリットについて、動画活用例と一緒に解説します。
BtoB向けに動画を作るのはメリットがある!
これまで動画マーケティングはBtoC、つまり企業から消費者へ商品やサービスの販売促進に効果があるとされていました。しかし昨今では、インターネットサービスがより身近なものとなり、BtoBにおいても非常に重要なビジネス戦略となってきています。ますは、BtoB向けに動画を作る主なメリットを見ていきましょう。
■複雑な商品やサービスも、より細かく内容を伝えられる
1つ目は複雑な商品やサービスであっても、動画ならより細かく内容を伝えられることです。BtoBでとりあつかう商品やサービスの中には、コンピューターのCPUやソフトウェア、コンサルティングサービス、貨物輸送サービス、精密機械など、消費者向けよりも複雑で高度な内容のものが少なくありません。
文章やパンフレット、画像だけでは、上手く内容やよさを伝えられないものもあるでしょう。しかし動画なら実際の動きや音声、CGなどを活用して、複雑な内容もより細かく企業へ伝えられます。
■SEO効果が高く、検索上位に掲載されやすい
動画は文章のみのサイトと比べてSEO効果が高く、検索エンジンで検索上位に掲載されやすいといわれています。企業が何かしらの商品やサービスを求める際、まず担当者は情報収集をはじめます。
情報収集の主な方法の一つが、インターネット上の検索エンジン。GoogleやYahoo!などの検索エンジン上でワードを入れ、該当する商品やサービスを探します。検索上位にある記事や動画はクリックされやすいため、より商品やサービスの販売促進が期待できるでしょう。
■商品やサービス購入の決済がスムーズに進む
BtoBで商品やサービスを企業が購入する場合、「担当者が情報を収集する」→「お目当ての商品やサービスが見つかったら、上層部から承認を得る」といったプロセスを踏みます。上層部から承認を得るために、担当者は商品やサービスの内容を細かく整理し、プレゼンをしなければいけません。
動画広告を活用すると、上層部へのプレゼンを動画がダイレクトに行ってくれます。決済がスムーズに進むことから、企業としてはより動画広告を選択する可能性が高まるでしょう。
どんな動画が注目を浴びるのか
BtoBで動画を活用する場合、とくにどのような動画が注目を浴びるのでしょうか?おすすめの活用例を紹介します。
■商品やサービスの紹介
まずは商品やサービスの紹介です。文章や静止画だけでは伝わりにくい細かい部分も、動きのある動画を活用することで、より相手に伝えられるようになります。同じ商品やサービスで複数の活用方法がある場合、コンテンツをわけて紹介するのもよいでしょう。具体的な活用シーンを盛り込むのもおすすめです。
■自社のイメージアップ
対消費者だけでなく対企業であっても、自社のイメージアップは商品やサービス販売促進のためには欠かせません。自社のイメージアップを目的として、動画広告を制作するのも有効な活用法です。
■カスタマーインタビュー
自社が宣伝する商品やサービス情報は、あくまでも自社側が考えていること。そのため多くの企業は商品やサービス購入にあたり、「本当に価値のあるものなのか?」「メリットはあるのか?」などと不安を抱きます。実際に商品やサービスを購入して、使ったことがあるカスタマーの感想や、導入事例を動画にすることで、企業側が抱く不安を取り除ける機会となります。
目的を明確に!BtoB向け動画制作のコツとは
最後にBtoB向け動画制作のコツを紹介します。
■目的を明確にする
動画制作において最も重要なことの一つが、目的を明確にすることです。目的を明確にしないまま動画を作ってしまうと、顧客に一番伝えたい情報が伝わらない内容になってしまいます。「商品やサービスの認知度を上げる」「商品やサービスのメリットを伝え、契約につなげる」「自社のイメージをアップさせる」など、目的を一つに絞ってみましょう。
■あえて短尺の動画を作る
BtoBで歓迎される動画の尺は、一般的に短いものばかりです。理想は90秒ですが、現実的には2分~3分以内のものが多数を占めています。短尺の動画の方が視聴者の視聴ハードルをより下げて、さらに訴求ポイントを絞って伝えられるようにもなるでしょう。伝えたいテーマや内容は1つに絞り、端的でわかりやすい動画作成がBtoB向けのコツです。
BtoB向けにビジネス戦略を展開する場合、プロモーション動画の活用が定番となってきています。文章や静止画だけでは伝わりにくい、細かいニュアンスまで正確に表現できるためです。SEO効果の高さから、検索上位に表示されやすいメリットもあるでしょう。まずは目的を明確にした上で、訴求ポイントを絞った動画制作から始めてみてください。